その長い前髪を切って

オールナイトワンマントークライブ

強くてニューゲーム

 

A.B.C-Z 7thアルバム「CONTINUE?」

発売おめでとうございま~~~す!!!!!

やった~~~~!!!!!!!!!!!

 

 

たくさんのエンターテインメントが足止めを食らい、試行錯誤を続けている中で、色んな人の想いが詰まった最高の1枚をこうして自分が手に出来ることが、本当に嬉しいです。わかっていたつもりだったけど、決して当たり前なんかじゃないなと改めて強く思いました。何よりもそこに対する感謝の気持ちがとても大きい。無事に発売されて本当によかった……

 

こうして曲の感想を書くのはすごく久しぶりです。というか、ブログ自体が久しぶり。

面倒だな~Twitterでいいか~って思うことも多いんですが、そうしていたらどんどん長文を書く体力の衰えみたいなものを感じるようになってしまったので、レーニング?リハビリ?も兼ねて、いっちょ頑張ってみるか~と思った次第です。

あとはね!!!!!アルバムがめちゃくちゃいいのでね!!!!!!!!!

 

よろしければ最後までお付き合いください!!

 

 

〇コンセプト・ジャケット

『チートタイム』の存在や、ハピライの配信で大量に解禁された新曲の様子から「次のアルバム、ゲームがテーマなんだろうな~」とは割と言われてましたけど……

まさかスーファミドラクエだと思わなくないですか!?!?!?

直近のリリースだと『VR Lover』がめちゃくちゃ印象的だったせいでサイバーっぽい雰囲気のものを想像していたので、めちゃくちゃいい意味で裏切られましたし、「A.B.C-Zならこうだよね……」とも思いました。ありがとうポニキャ。

 あと、初回Aのジャケットに書いてあるRPGのイントロダクションがかなり好きなんですけど……

光り輝く大秘宝「5 Star」を求め、旅を続けるA.B.C-Z

(略)

次の目的地を探す中、自分達の中にあった愛情・友情・怒り・悲しみ、、、様々な感情達と直面する。

そんな感情が突如飛び出し、気持ちを具現化するが如く一つの塔「感情のダンジョン」が姿を現した。

A.B.C-Zは自分達から湧き出た様々な感情に向き合うため、感情のダンジョンへと足を踏み入れていく。

 バラエティーに富んだ曲目を“感情のダンジョン”と表現するの、めちゃめちゃよくないですか……??目から鱗というか、ホントだ~~!!!って思ったんですよ。

A.B.C-Zがこの感情に溢れた楽曲をパフォーマンスで表現しきれるかどうか、という意味では文字通りダンジョン攻略ですし、この前提があるおかげでRPG設定がジャケットの為の1ネタじゃなくてアルバムのテーマとして活きてくるなぁ……って思うんです。

あとはね!もうね!5人のキャラクター設定はもう言わずもがな!

パーティーだと思うと役職のバランスはぐちゃぐちゃですが、それがまたいい。というか塚田くんにチャイナを着せてくれて、五関くんを魔法使いにしてくれただけでもう言うことなしです。完璧です。

ジャケ写メイキングでの、ゲーム(というかドラクエ)わかる組とわからない組の差がおいしかった……シーフを知らない河合くんに「すばやさ」を提示する五関くんの不親切さがツボでした。

 

 

1.Theme of CONTINUE ? (Overture)

「うわ……ゲーム……(絶句)」って感じでした。広大なフィールド、恐ろしい敵、仲間の戦う姿……完全に初回起動時のOPムービーが見えてしまった。このゲームやったことないのにサントラが欲しい(号泣)

そしてコンサートを欲する気持ちが強くなる1曲でもありますよね、これ。

去年のZephyrコン冒頭で流れてたリンネのアレンジを思い出した人めっちゃいると思う。コロナが落ち着いてコンサート出来るようになったら、このアルバムのコンサートきっちりやってほしいなあ……

 

 

2.GAME OVER!!!

ハピライでの初披露の印象と、CDでの印象がかなり変わった曲かも。

ハピライの時は黒スーツ衣装とバックのスクリーンの映像がコイン?メダル?だったイメージが大きくて、ギャンブルっぽい印象があったんですよ。チャラチャラっと明るく能天気に、一文無しになったとこからの逆転を歌ってるような……

でも改めて聞くとそんなことないなって。

まあタイトルがタイトルだし、一発大逆転!みたいなのもテーマの一つだとは思うんですけど、良い意味でもっとスケールの小さい話かもしれないなと。

一文無しから大金持ちなんてライフイベントは普通に生きてたらそうそう起こることじゃないけど、めっちゃしんどい仕事を何とか乗り越えて、帰りにコンビニ寄って缶チューハイとおつまみで優勝!これで一日チャラ!みたいな、終わりよければ全て良しって感じの一日ならままあるじゃないですか。考え方によっちゃそれも立派な大逆転劇だよなって、フルで聞いて思ったんですよね。

後はね、今わたしがちょうど無職というか求職中なので「翼はないことはるかとうの昔に気付いてる/それでも僕らはどこへだっていける!」というフレーズがめちゃくちゃ刺さります……

結婚を機に仕事を辞めて知らない土地に引っ越してきて、これからの人生どうしていこうかと悩む日々が続いているので、この曲と『Oh!Teacher』はマジでめちゃくちゃ刺さりました。A.B.C-Zの人生賛歌に助けられながらこれからも生きていきたい……

あとこれ書きながら曲聴いてて気付いたんですけど、「友情 感情~」と「社長 課長~」のところで「ハイッ!ハイッ!」って合いの手入れてるの塚田くんですかね?それとも女性コーラスがっつり入ってるからその方かな……

 

 

3.チートタイム

わたしは初見からめちゃくちゃ大好きでした!!特にMVが!!ギラギラビカビカのエフェクトがドカ盛りなのが本当にたまらん!!ニコニコで弾幕見てるみたいで良いです。

こういう曲からかっこよさを抽出するのは大得意なので、むしろ定期的にこういうのが欲しくなるんですよね……忘年会大好き人間だから……

あとこれはTwitterでも言ったんですけど、このアルバムの曲順をまんまゲームをプレイする過程と捉えたときに、ゲームオーバーからの即チートっていうなりふり構わない感じになるのがめっちゃ面白いなって思ってます。わかるけど。わたしも攻略サイト見ちゃうけど。

でもチートのMVって確かこれを踊りきることがゲームクリアみたいな演出になってた気がするので、そうするとこのダンジョンにおける立ち位置は初見殺しトラップみたいな感じなんですかねえ。ポニキャ公式はここからゲームが始まるぞっていう感じみたいなコメント出してたよね?確か……でも個人的には初見殺しトラップだということにしたい。します。

そういえば塚田くんがブログに書いてましたけど、チートのカップリングとアルバム曲は候補として共有されていたって、かなり早い段階からがっつりコンセプト固めてアルバム作ってたってことですよね~グリーントツが何よりの証拠ではありますが。

え~~~そんな早いうちから色々動いてたなら絶対コンサート凝ってたんだろな……絶対にやってほしい……

 

 

4.BAD GAME

好き!!!!!!!!!!!

有料ハピライの時にこれが好きすぎて何度も何度も見返しましたもの……振り付けが超よかったんですよこれ……「Yes Yes 俺が立ち上がる」で胸を上下させる五関くんとかさぁ……早く生で見たい……

“魔性の女に惑わされる男”という構図はA.B.C-Zの曲によく見られがちですけど、それをここまで疾走感のあるハードな曲に乗せて歌うのがいいですよね。

あえてゲーム的な表現をすると“負けイベで無理やり勝ちに行くと別EDが見られるらしい”みたいな、一心不乱に食らいつこうとしているんだなっていう雰囲気がすごく伝わってきて、歌詞だけから受ける印象よりもっとガツガツして聞こえる。

後悔の前に爪痕残せ」が河合くんなのもめちゃくちゃいいんですよね~歌割が最高……

歌割が最高と言えば「楽しんでいい?~」の塚田くん、めっちゃいい。本当にいい。

オラオラなC&Rもたまらないんですけど、塚田くんには機械っぽく加工された声で歌ってほしいと言い続けている身としては「Cuz B・A・D・G・A・M・E」が最高です。さらに言えば最後の「E」の発音がとびきりセクシー……大好きです……

あとこれは個人的な妄想なんですけど、『BAD GAME』と『VR Lover』は主人公の性格を変えて同じ心情を歌ってる曲だな~と思ってます。

実際に行動でアプローチをして物理的に執着する『BAD GAME』と、全てを妄想で補い空想上の相手に依存する『VR Lover』みたいな……対になる曲って思って聞いてます。

 

 

5.I Do

おさとうの1番の推し曲です(号泣)

トレーラーで視聴できるようになった時からサビだけで一番好きだったんですけど、フルで聞いても一番好きでした……好きに決まってるこんなの……

このブログ書くのに歌詞読んでた時、嵐の『Sugar』を作った方が作って下さってるって知って、抗えない引力を感じました。めっちゃ好きなんですよ。

『I Do』のね~……何がいいって歌詞ですよね……

サビの「言葉にするには難解すぎるんです」「どうにも事態は入り組んでいるんです」がほんっっっとに!!すき!!!

敬語になっているところに、想いを堪えられない、伝えられないことへの諦めや呆れが見えるのがたまらなくて……「怜悧」「付加価値」とか出てきちゃうところも拗らせてそうでいいなって思います。

サビの意味は「自分からどうこうとは言いたくないけど、もうこれ以上我慢もできそうにない」で概ね正しいと思うんですけど、ここだけじゃなくて全編を通して葛藤が見えるんですよねー…

最初は浮気?不倫?と思ったんですけど、どっちかというとずっと仲の良かった友達とか、あるいは年の差とか性別とか、自分自身で作り上げた隔たりで想いから目を逸らしているような、そんな恋愛の歌かなと今は思います。そう思って聞くとめっちゃしんどいな!?

あとはこの曲は塚田くんパートがとにかく素晴らしい。尽く良い。

どのフレーズもめちゃくちゃ好きなんですけど、一番好きなのは「綺麗事なんて」です。

このアルバムの塚田くん全てに共通して言えることなんですけど、良い意味で力んだというか、すごく感情を込めた歌い方になっている気がしていて、その中でもここは顕著だなあと思って聞いています。自分の体裁なんてどうにでもしてくれと、相手に全てを委ねて投げやりになっているような歌い方。

去年の『夜明けのガンスリンガー』では歌い方に苦労したって言っていた気がするし、したんだろうなあってのも聞いたらわかるんですけど、『I Do』聞いた時にテイストは違うにしろ「めちゃくちゃ出来てるじゃん~~~~塚田くんまた声増やしたね!?!?!?!?」って思いました。主観ですけど。

ちなみに、おさとうを知る人はみんな「おさとうさんはこれが好きだと思った」って言ってました。好みがわかりやすすぎる。 

 

 

6.Don't hurt me anymore

失恋曲ってジャニーズ追ってればそれなりに聞くと思うんですけど、こんなに具体的にキツイ時期を描写することある!?!?!!??って歌詞読みながら戸惑っちゃいました。多分わたしが知らないだけで全然あると思うけど。

いやそれにしてもしんどい。単純に。この曲を歌う彼らをどういう気持ちで見つめればいいかわからない。

LBTの『Forget How To Forget』を初めて聞いた時もそう思ってたんですけど、実際に歌ってる時の塚田くんはめちゃくちゃ寂しそうな顔をしていたので……この曲もそうに決まっているんですよ……

でもそのお顔が本当に美しかったのもまた事実なので見つめてしまうんですけどね……

でもこの曲のしんどいところは、「思っていたよりも淡白で」の戸塚田ユニゾンなんですよ!!!!!!

めちゃくちゃ甘くないですか!??!?声が甘すぎる!!!???!!!!

多分探せばもっとあるけど、単純にパッと思い出せて比較しやすい『Twinkle  Twinkle A.B.C-Z』と比べると、やっぱ塚田くんの歌声が格段にまろやか(?)になってるんですよね、マジで。まあ曲調のせいもあるよ、あるけど。

でも絶対やっぱり誰が聞いても塚田くんの歌は上手くなってるし、それを戸塚田ユニゾンで感じられたのがめちゃくちゃ嬉しかったんですよね……

 

 

7.涙雨

感情のダンジョン設定で考えると、6~7曲目はわかりやすく“悲しみ”のフロアですね。

この曲もメンバーみんなの歌い方が感情コテコテで良い……A.B.C-Zの歌声は本当に優しいです。自分の好み的にアッパー系の曲ばかり褒めちぎってしまいがちなんですが、えびはバラードもいいんだよな……

この曲はいつも、五関くんパートの「この涙雨は笑顔の副作用」 がすごく印象的だなと思いながら聞いています。

雨が降った後には~といったニュアンスで、悲しみの後には楽しいことが待っているよと歌う曲は多いと思うんですが、“笑顔の副作用”って言いきるのがすごいなと思って!

副作用って要は不可抗力というか、どうしても起こりうる避けられないことじゃないですか。悲しみに暮れている自分を仕方ないよって肯定するベクトルとしては、すごく新しいな~~と思いました。大して新しくなかったらすみません。

あとは、この曲だけじゃないんですけど、塚五が曲における大事なパートを任される割合がマジでめちゃくちゃ増えているのが本当に嬉しい!!!!!!

リリースを重ねる度に、コンサートへ行く度に、歌上手くなったな~って思うからさ……二人の歌声もっと聞きたいし、改めてソロ曲も聞きたいなって思います。

 

 

8.空

爽やかで良い曲……卒業シーズンに聞いてたら泣いちゃう……高校生の時に嵐の『Still…』を聞きながらべしょべしょ泣いてたの思い出しました……

涙なんて流す日が来ないように」の塚田くんがめちゃいいですよね、本当に。

塚田くんの歌声を聞いていて「好き!!!!!!」って思うのは大体低音なんですけど(ごめん)、こういうミディアムバラード?っていうんですか?の塚田くんの高音は本当に素晴らしい。

Zephyrの時に戸塚くんが『幸あれ』の塚田くんを“幸福ボイス”って言ってましたけど、これもそう。塚田くんの声は幸福を運んでくる…いや、違うな。幸福そのものですね。幸の権化。権化です。

A.B.C-Zが歌う『はらはらひらふる』がすごく好きなんですけど、これもA.B.C-Zが歌うから好きになれるやつだな~~って思います。単純な好みに従って聞いてたら引っかからない曲なので、A.B.C-Zを通して色んなものに出会えることが嬉しいしありがたいです。

 

 

9.Only One!

いや歌詞ーーーーーーー!!!!!!!!!!!!

 わたし『どこまでHappy!!!』みたいな、ポップな曲に激重の愛情を乗せてしまうA.B.C-Zを愛しているので、これもめちゃくちゃ好きです……(号泣)

テレビ番組のタイアップだから「見ないで」なのかな~と思ったりもしたんですけど。いやでもこれは激重な愛情ってことにしてください!!!します!!!

これマジでコンサートで歌われたらその通り過ぎてしんどくなっちゃいそう。自担に「僕以外見ないで」「誰でもない君だけの特別になりたい」ってどう考えても言われたくないですか!??絶対にデレデレになっちゃう。

いやなんか、軽率にジャニーズJr.の皆様に歌ってほしい気持ちが湧いてきました。アイドルが歌う曲としてあまりにヤバすぎる。

これは令和の『星屑のスパンコール』になりませんか!???!?なりませんかね?!?????

あ、少年隊のアルバム予約しました楽しみ。

 

 

10.Dan Dan Dance!!

 これは曲も好きだし、ジャケットも好きでしたけど、本当にMVが良くて……MVの塚田くんが良くて……

ソロカットが基本的に下からのアングルだから見下ろす形になるのもいいんですけど、「さぁ行こう Come with me」の塚田くんがほんっとうにかっこいいんです……大好き……

あとはコンサートの思い出も強いですね。Zephyrの幕張初日でCD発売の情報が解禁になった時のさ~あの盛り上がりは忘れられん。一緒に入った他G担の友達にオタク早口で説明してしまったのも懐かしい。

曲の話でいうと、最初の「Dancing with you baby」って五関くんが歌ってる後ろで塚田くんが高音のコーラスを入れてるところがめっちゃ好きです。昔の曲だけど『Crush』で「Make it Make it~」の後にいっつもイエーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!って言ってくれるのも大好きだったな……って思い出しました。LBTの『DESTRUCTION!!』の落ちサビの「イエーー↑エー↓エェー↓(伝われ)」が塚田くんでは……??ってコンサート行って初めて気づいた時もびっくりしたけど超好きだったな……

全然DDDの話ではなくなってしまった。でも違う曲の思い出がこうして連なって思い出されるたびに、それだけ応援してきたんだな……ってビックリしちゃいますね。A.B.C-Zを好きになったのなんてつい最近のつもりなのに。これからもたくさん応援します。

 

 

11.GET DOWN BABY

 最ッッッッ高!!!!こういう曲ほしかった!!!!

治安が悪い曲大好きなのでもう本当に最高。最高です。大好き。

塚田くんの好きなところはありすぎるので後に回します。

橋本くんの「BASSLINE」と「ROLL THE DICE」の歌い方がたまらないんですよね~~サ行とラ行が好きです、多分。はしちゃん本当に歌が上手い……イントロも大好き……

あと、「踊り狂え SCANDALOUS」「踊りな FLY SHORTY」というこの曲のセクシーを一手に担うのが戸塚くんっていうのがまた良い。わかるもの。(SHORTYっていうのはスラングで魅力的な女性や自分のガールフレンド等を指すらしいです)

五関くんの「FADER」の歌い方もねっとりしてていい。最後の河合くんの「GET DOWN」も好き。

でもこの曲、チャラさが売りだと思うんですけど、何だろう、A.B.C-Zが歌うとスポ魂ダンスバトルみたいな雰囲気になりません?仮にヒプノシスマイクにA.B.C-Zが出てたらこれをディビジョン曲にしてほしい。ヒプはダンスバトルではないが……そういうバチバチ感がある気がする。もちろん歌詞に「壊せ」みたいなワードが頻出しているのもあるとは思うんですけどね~

さて、塚田くんパートの話しますね!

まず「HEY HEY  EVERYBODY/HEY HEY MOVE YA BODY」がいちいち全部めちゃくちゃかっこよすぎません???なに????コンサートでブチ上がってる時の塚田くんの煽りがすっごく好きなんですけど、それに凄く近いじゃないですか。それをこんなにインスタントに楽しめていいのか???良さで胸やけしてしまう……

後はもう細かく言及すればいくらでもあるんですけど、何よりもヤバいのは「もっと世界を揺らせ SPEAKERS」なんですよ!!!!あれは何????

「もっと世界を」はめちゃくちゃ甘くて優しくて、そしてそれが妖艶さに繋がってるんです。日常のすぐ傍にあるちょっと危ない世界に誘っているみたいな、お色気お兄さんなんです。(お色気お兄さん?)

そこからの「揺らせ SPEAKERS」の力強さへのスイッチングが!!!!たまらん!!!

「揺rrrせ」って巻き舌が入ってるの本当にヤバい。巻き舌って今まであったっけ?わかんない、錯乱してて思い出せない。あったら教えてください。その後の「SPEAKERS」

の奥歯が開いてる感じ(伝われ)もすっごい。

えーーー本当にここまで力強い塚田くんありました?無かった気がするんです……多分……

『Spirit』が歌い方の系統としては近いと思うけど、それよりも強い気がする。わたし『Spirit』の塚田くんにはめちゃくちゃ沸いたんですけど、比べて聞くと『Spirit』は全部を尽くして絞り出すみたいに聞こえて(キーが高いせいもあるとは思うけどね)、『GET DOWN BABY』はとにかく声が太いんですよ。

でも別にどっちが優れてるとかそういう話ではないので、これからも曲のテーマに合わせて使い分けてほしい……塚田くんどんどん声を増やしてくれ……

 

 

12.Mr.DAZZLING

 上手く言葉に出来ないんですが、この曲のイントロがとにかく好きなんですよ!このタイプの音が使われてる曲を反射で好きになってしまう病気にかかっている。この音、楽器ではないからエフェクト?なんですかね。名前が知りたい……

「こいつ何をいってる?」と思ってる人の為に、わたしが反射で愛していた推しアイドルグループ(もうない)の曲貼っときます。これ聞いたらわかるから。Youtubeで“THE HOOPERS DIAMOND”って検索してもごにょれます。

open.spotify.com

 

話がズレた。

この曲、歌いだしが河合くんなのがめっちゃいい。河合くんのためのパートすぎ。というよりこの曲が河合くんの為の曲すぎる。DAZZLINGって眩しいって意味らしいんですけど、“Mr.DAZZLING”って河合くんなのでは????とまで思う。

あとこれサビの歌割がちょっと珍しいのも好きです。アッパーなふみつかめちゃいい~~~!!「Dive~」から始まるパートの「(もっと)」「(さぁ)」のところが最初は河合くんで最後が塚田くんなのもいい!!いい~~~~~!!(語彙力)

でも、メロディーとか歌割とか挙げましたけど、この曲の好きなところは「壊れる程 歪んだ 夏をあげるよ」っていう歌詞に詰まってる気がします。

夏曲らしい単語もふんだんに使われてるし、疾走感や爽やかさも間違いなくあるけど、これまでA.B.C-Zが歌ってきた夏曲とは違う雰囲気を持っているところがいい。パリピ感を前面に押し出してるところがいい。

基本的にA.B.C-Zは今だから歌える曲を歌っている人たちだと思っていて、そういう必然性というか、メンバーと曲の巡り合わせ込みで楽しんでいるんですけど、これはデビュー前のギラギラに若い時の5人が歌うところ見たかったなー……ってちょっと思います。

 

 

13.Oh!Teacher

 クレジットが解禁された時に、作詞作曲が星部ショウさんだということがほんのり話題になってた曲。

わたしハロプロには全然明るくないんですけど、BEYOOOOONDSの『眼鏡の男の子』がめっちゃくちゃ好きだったので、その一点だけでテンション爆上がりでした!これが発表されてから何曲かびよーんずさんの曲を聞いた。いいですね。

1番2番で繰り返したBメロの「その低い声と怖い顔」が落ちサビ前でテンポ変わるの、なんかすごいハロプロ~~って思ってしまった。知らないのに。

歌割もわかりみが深い。身なりを着飾って見栄を張ってしまう河合くん、完全にわかってしまう。落ちサビで「フラッシュバック」が歌い難そうな塚田くん、とてもかわいい。

この曲「ワンモア」の主題歌になったらいいな~って思ってるんですけど、どうですかね?なってほしい。めちゃくちゃなってほしい。

  以下、自分語り含みます。

『GAME OVER!!!』の時にも書いたけど、この曲は今の自分には歌詞がしんどいですね。もちろん勇気も貰えるけど、そのぶんグサグサ刺さるところが多いのなんの……

2番の「やりたいことと やりたくないことの/バランス取れず今でも四苦八苦」が特にね~キッツいんですよほんと。ほんとに。その通り過ぎて、釣られて泣きたくなっちゃう。この主人公が泣いてるかどうかは知らんが。

 でもその分、最後のサビの「強がりを脱ぎ捨てて/臆病も引き連れて/胸を張った僕がここにいる」にめちゃめちゃ救われてしまうんですよね。あ~そっか、別に臆病なままでも胸張っていいのか……っていう。

『Smilling Again』とか『幸あれ』とか、憂うべき現状や弱さを肯定してくれる曲はこれまでにもあったし、もちろんたくさん励まされてきたんですけど。「先生」に自分の弱さを指摘されるのが新鮮だったのかな、多分。

わたしもこの曲の主人公みたいに、自分の思う自分でちゃんと胸張って生きたいな~~!!!!頑張ろ!!!!

何かこうやって感想書いてたら、高校の時の担任の先生を思い出しました。丁度この曲に出てくるみたいな鋭くて優しい先生なので、度々会いに行くくらい好きな先生なんですけど、会いたくなってしまった。

 

 

14.チューインラブ

 か、かわ……かわいい……でもちゃんと聞くとしっかりラブソング。すき!

わたしキスマイの『Strawberry Dance』がめっちゃ好きなんですけど、近いものを感じます。でも改めて聞いたらそうでもないかも。わからん。

この曲、言い回しがいちいち全部おしゃれですごい。「夜風に乗り込む」って素敵な表現だな。その場の空気に身を任せるって、ここまでおしゃれに言い換えられるんだ……

あとは雰囲気だけで聞くとふわふわした多幸感に包まれているんですけど、どことなく切なさがずっと漂っているのがまた素敵。指が触れたかどうかが不確かだったり、“味がなくなるまで”を条件として提示しているところだったり、最後のサビが自信なさげなところもいい。意気地なしだな~って。

そして!塚田くんパート!

夜を溶かして 甘い吐息で」の甘さが尋常じゃない。ヤバい。落ちサビの「ふたりここを抜け出して」の「ふたりー」って伸ばすところも、曲調も相まってグッときます。良さがこみあげてきて泣きそうになるタイプの歌声。

というか、この曲を聞いているとA.B.C-Zはこういう優しいラブソング似合うなって思いますね。『Naturally』とか『Whippy』とかもそうですけど。

スマイルアップの事務所曲を聞いた時にも感じたんですが、A.B.C-Zの歌声は本当に優しくて甘いんですよ。何だろう、このまろやかさ……

 

 

15.さぁ生きまくれ!wonderful life!!

タオル持ってきておじさん懐かしいね……何かすごい昔のことに感じる……

振り付けめっちゃ天才だったな~~考えたの自担なんですけど、天才だったな~~~~

というか、この曲の持つA.B.C-Z力(ぢから)”ヤバくないですか????

上中さんが書いてくれた歌詞はいつも、辞書でA.B.C-Zって引いたら出てくるみたいな曲ですごい。すごすぎる。泥臭さも失敗も全部ひっくるめて笑い飛ばすの、えびちゃんが過ぎる。

そしてこの曲の塚田くんの歌声が、ずっとなーーーーーーーーーーんにも考えてなさそうなのもいい。めちゃくちゃ呑気な声してる。声に思慮がない(褒めてます)。

でも最後の「生きて生きまくれ」にはちゃんと意志があるんですよ!!!

不屈の闘志を感じるんですよ!!!

そういうさ~そういう表現が上手になったね本当にさ……すごいよ塚田くんは……

 

  

16.ささいなことが

これ初めてハピライで聞いた時、コロナ禍のど真ん中で、五関くんが「会いたい人がいるでしょう」って歌うのが刺さりすぎて、ぶわ~って涙が込み上げてきたんですよね……あとは配信後に戸塚くんがブログでこの曲を「すごい曲が出来ちまった……」みたいに言ってたのも何となくではあるけど印象に残ってる。

でも改めて聞くと、「もう 言い訳はしない」から始まる橋本くんのパートがすごすぎて、他の事あんまり考えられなくなっちゃうんですよね。込められた感情の量がエグすぎる。

わたし、はしちゃんの全員に等しく重い愛を振りまくところがすごく好きなんですけど、この曲はそれをめちゃめちゃ感じます。橋本くんがこれだけ想いを乗せて歌ってくれた曲を、曲に込めた愛を、こうして受け取れる立場でよかったな……ってどうしても思っちゃう。はしちゃんの歌はやっぱり特別です。宝物です。出会えてよかったよ、心からそう思う。

それにしても、何度も何度も書いてしまいますが、わたし本当に基本的にいわゆる“いい歌”ってあんまり興味ないんですよ。何というか、退屈な気がしちゃって。

でもA.B.C-Zが歌ってるというだけで、何でこんなにスッと聞けるんだろうと未だに不思議に思います。好きな人たちが、応援している人が歌っているというだけで、こうも違うものかと。どうしてなんですかね。

 

 

 

以上!!全16曲の感想でした!!!

ちょっとずつ書いていたのもあって、めちゃくちゃ日が経ってしまった……

 

わたしは塚田担なのでどうしても塚田くんの話になってしまいますが、このアルバムの塚田くんの歌声は、本当に“感情”がすごかった。

「この低音がいい」とか「この歌い方がいい」とか、そういうことは今までも述べてきましたし、歌詞に本人を重ねて聞くことも多かったですが、そういう空想の余地を残さないくらい、塚田くんが歌声に感情を乗せて届けてくれたなと感じました。

 わたしはリリースの度に「声が増えた」と騒いでいるんですけど、まあそれが仮に正しいとして。

今までの塚田くんの歌声たちは、曲に乗っ取られる形で無意識に分裂していたのが、この『CONTINUE?』では塚田くん自身がそれらを持ち替えて使い分けられるようになっているような気がします。

1曲、1節の中で色んな顔を見せてくれているなと、すごく感じます。

勿論わたしの想像ですし、ひとえに塚田くんの努力の賜物だと思うのであんまり好き勝手言及するようなことでもないんですけど……

 

ただ、わたしが抱いた感想を踏まえると、やっぱりこのアルバムは“感情のダンジョン”と呼ぶに相応しい一枚なんだなと思います。

 

そういえばこれを書きながら思い出したんですが、わたしは自分自身の塚田担としての人生を“ダンジョン攻略”と称しています。

その理由は、わたしにとって塚田くんは最強で、未知数で、脅威で、好奇心の対象で、そんな塚田くんのひとつひとつを解き明かしたいという気持ちで追いかけているからなんですが、そういうスタンスでいると、良い意味で打ちのめされるような感情になることが多いんですよね。『VS 5』なんかは特にそうでした。

 

でも、このアルバムは純粋に“塚田くんの成長”を楽しむことが出来たなと思います。

 

これまでも歌が上手くなったとか、そういったことも言ってはいたけど、何というか、「やっと日の目を浴びる時が来た」みたいな気持ちで言っていた気がして。

いくら自分にとって塚田くんが最強だからって、塚田くんが努力を辞めているわけではないのに、その最強の中での上がり幅に目を向けたことって多分そんなになくて。

そして、それはとても不誠実なことだったんじゃないかな、と。

この『CONTINUE?』というダンジョンへ挑む塚田くんを傍で見ながら考えていました。

 

そもそも、自担も推しも崇拝してナンボのわたしは、“推しの成長を楽しむ”という言葉が自分のオタクとしての価値観にしっくりきたことがあまりなく、よくわからんなと思い続けていたのですが、『CONTINUE?』での気付きを経て、“成長を楽しむ”というのは、“努力とその成果に対して正当な評価を与えること”なのだと理解しました。

そりゃ、ファンの人に喜んでもらう為に頑張ったんだから、その頑張りに目を向けないと失礼だよな~って、急にストンと腑に落ちました。

 

わたしも、この“感情のダンジョン”で、自分の知らなかった自分に出会うことが出来たのかなと思います。

塚田くんも、そうだったらいいな。

 

ちなみにこの記事のタイトルは、そんなわたしの塚田担人生はこれからもっと楽しくなるぞ~という気持ちです。

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

それでは、さようなら。