降伏前の悪足搔き
A.B.C-Z 5thアルバム「VS 5」
発売おめでとうございます!!
おめでたい。ほんとうにおめでたい!
このおめでたさに乗じて、全曲レビューというものに挑戦してみようと思います!
せっかくブログも開設したしね。
でも、わたし曲について語るのって苦手なんですよ……
まず知識がない。
ジャンル、楽器などなど、楽譜も読めないくらいで。
だからたくさん語るとボロが出るんじゃ??と思っちゃうんです。
それと、曲の好みがわりとはっきりしてまして。
聴いてるぶんには飛ばしたりはしないんですけど、語るとなると曲ごとの熱量に差が生まれちゃったりして……
だから今まで、Twitterとかでも意識的に避けてきた部分は正直あった。
Q.じゃあ何でやるの?
A.塚田くんが!!!!やるから!!!!!!
自担がやるなら自分もやりたい。
同じところと違うところを探して、お互いの感想をより一層噛み締めたりしたい。
こんな機会、次はいつ来るかわからないもの。
というわけで!!!!!やるぞ!!!!!!!!!
「おさとうの!全曲全力解説!?」
※非公式(笑)
解説っていうか、感想っていうか、妄想みたいになると思うんですけど…
そのへんはまあ、個人の解釈ってことで…
※前科
こっちの気分次第で、あっけらかんと笑い飛ばしてくれてるようにも、隣で支えてくれてるようにも、一緒に怒ってくれてるように見える気がする いい歌だ
— おさとう (@osato12) 2018年4月9日
A.B.C-Z Smiling Again 歌詞 https://t.co/cM6Dt3aSM9
まず、全曲を通して聴いた時。
何よりも強く感じたのは「敗北感」でした。
このアルバムと、ツアータイトルが発表された時。
わたしは「A.B.C-Zに一泡吹かせてやりたい」と強く思っていました。
全力フルパワーのA.B.C-Zに、全力フルパワーでぶつかって、互いに真っ白になって終わる試合がしたいと思ってました。
でも、「Rock with U」がお披露目されたときに気付いてしまったんです。
これは一撃の強さではなく、ゲージの長さで競う勝負だと。
ボス戦で何とかHP削ったと思ったら、緑ゲージの後に黄色ゲージがあった時の、あの絶望感を察知したんです。
それにうっすらと怯えつつも、「まだ諦めたくない」と何とか足搔いて迎えた発売日。
一曲一曲、聴いていて、本当に心が揺さぶられるのがわかりました。
それはもう、感動とかじゃない。
愕然とか、恐怖とかの方がずっと近い。
ずっとずっとあの5人は化け物だと思っていましたが、「120%で向こうが来たらそら負けるやろ」みたいな、どこか「仕方ないっしょ」的な気持ちでもいたんですよね。
それが、このアルバムで証明されてしまったんですよ。
「全力だと思ってたあの力を実は指先一本でも出せる人たちだった」と。
(“出せるようになった”のかもしれない)
5人があまりにも強くて、かっこよくて、美しくて。
歌詞を読むたび、次の曲に進むたびに、心がどんどん締め付けられるようでした。
「ずるい」「悔しい」「苦しい」と何度も思いました。
しかし、わたしの“好き”は“絶望”を感じた瞬間にギアが入るようになってるので。
ゼェゼェ言いながら恍惚に浸る感じというか…ぶん殴られてより一層うっとりするというか…
なんかもう、ほんと、自分でもよくわからない感情を抱きながら、震えて涙を流していました。
でもメイキングとか特典映像見てると、ほんとにいつものA.B.C-Zなんですよね……
ホッとするというか、だからこそパフォーマンス時の恐ろしさが際立つというか。
コンサートが今から怖いです。
総括がこれってことで、この後ロクな話が出てこないことはお察し頂けたかな……
よし!!!!!!はじめます!!!!!!!!!!(唐突)
1.Rock with U
このアルバムを通して聴いた時に「あっ勝てない」と感じた最大の要因。
テンポがすごく速いわけでも、あからさまに勢いで推してるわけでもない。でも絶対に強いと一瞬でわかる。まさに強者の余裕を感じる一曲ですよね。
わたしはこの曲の歌詞がすごく好きで。
“僕”も“君”も、このまま“踊り続け”たら“また” “燃え尽きる”、“朽ち果てる”とわかっているのに。経験から学んでいるのに。
それでもいいから、「ずっと」「もっと」「まだこのまま」と望んでしまう。
本能が理性を上回ってしまっているのがたまらなくセクシーでロマンチックだなと思うんです……捉え方によっては極上のラブソング。
この曲における「Me vs U」をそのままA.B.C-Zとファン、コンサートに置き換えると、今回のツアータイトルが「Love Battle」と銘打たれているのもうなずけます。
良いバトルって、相手の強さを互いに信頼出来てないと成り立たないものだけど、そういう「ついてこれるよね?」っていう信頼関係が根っこに見えるのもA.B.C-Zとファンらしい。戦友、パートナー、そしてサポーターって感じ。
あとは2番の「All night long 続いてくShow~Play no more」までの一連の歌詞が塚五なのがめちゃくちゃいい…!!!
後衛だけど完全にステータスが異常なこの2人が「主役は渡さない」ということの恐ろしさ…好き…
あと、サビの時に歌声の後ろで流れている音(コーラス…?)がグワァ~ってねじれていく感じがするの、好きです。曖昧な表現で申し訳ない。
毎回思考がトリップしそうになります。強めのお酒で酔わされたみたいな気分。
2.Burn ハート
これ作詞が上中さん!「テレパシー One!Two!」という最高の曲を作ってくれた偉大なお方……
それもあってか、やっぱりどこか似たものを感じますよね。底抜けに明るいのに、じんわりと心に沁みてきて、ジワリと涙が滲みそうになる。
塚田くんもブログで語っていましたが、今のA.B.C-Zだから歌える曲ですよね。
泥臭くて熱い歌詞を軽やかなメロディーに乗せているところに、A.B.C-Zらしいひたむきさやがむしゃらさと、年齢や経験を重ねて生まれてきた洗練された余裕を感じます。
ていうか、この歌詞を読んで「この曲の主人公は危機感を察知する能力が鋭い」って思う塚田くんすごくない…?そう言われたからそう思って読んでみたけどわかんなかったよ…負けです。
そして、わたしはズブズブの塚田担ですが、こればっかりは「戸塚くんのためみたいな歌だなぁ」と思ってしまいます。
だって、だって、戸塚祥太が「クールが美徳か?ふざけんな!」だよ??あまりにもナイスな歌割に心の中でめちゃくちゃ拍手しました。これは戸塚くんに歌わせたいのわかる。
まあ他の4人もみんなそうなんだけど、でも不器用でまっすぐで熱い歌詞は戸塚くんが歌うことで映えるなあと、他担ながら思います。
3.Steal Your Lips
女性目線のド直球セクシーな歌詞。シリアスだけど情熱的なメロディー。
ところどころで差し込まれる艶やかな吐息、湿度のあるリップ音。
そして、そして、そ、そして…「Your Kiss…(囁き)」
劇薬。
この囁きが、メンバー全員分あるの、すごくないですか…????いやまじで、まじで。
最初の「Your Kiss」は橋本くんだったから、完全に油断してた。もちろんキャーー!!!とは思ったけど。
だから「エッ?!??!???」ってなって巻き戻したんですよ。それでも信じられなくて。最後まで聞いて、塚田くん以外を確認して
「じゃあ…アレ塚田くんじゃん…」って(聞き分け苦手マン)。
セクシーな曲は年々増えてきてはいましたが、歌詞とかダンスとかじゃなくて……
ド直球に本人たち(特におにい)のエロでぶん殴ってくる曲ってなかったじゃないですか。
それが急にこれだよ!?「Your Kiss…(囁き)」??しぬじゃん…しんじゃうよ…
この曲は全員に囁きパートがあることに意味があると思っているので、コンサートではどうか…フルでお願いしたい…お願いしたい…ホールを焼け野原にしてくれ…(河合My kissコーナーはメールしました)
それにしても、塚田くんの声のバリエーションが…すごい…
吐息多めの激エロ低音ボイスな「Your kiss」もたまりませんけど、「抗えない 求めあう感情」の伸びやかで美しい高音も好き。そしてそのどちらにも地声のハスキーさが利いてるのがまた…この曲にピッタリな、扇情的という言葉がふさわしい歌声だなと思います。
男性が歌う女性目線の曲が元々好きなのもあるんですけど、間違いなくこのアルバムで一番好きな曲になってしまいました。
「誰にもそうあなたを 渡さないTonight」がどうにも切なくて。ああ、今夜だけでいいんだ、永遠は欲しがらないんだって。そういう生き方を好んでいるのか、そうせざるを得ないのかはわかりませんけど……そしてこのワンフレーズでこんなにも胸を締め付けてくるメインボーカル橋本さんは流石です……
コンサートで見るのが一番楽しみであり、一番怖い曲。
4.ツカズハナレズ
塚田くんが特設サイトのメッセージで「世界観や物語がハッキリしているからイメージを落とし込むのが難しかった」と言ってたのが印象的で。素人的には具体性がある方が重ねやすいのかなって思っちゃうんですけど、塚田くんはそうじゃないのか…と。
レズリーくんを演じてた時、パンクな曲を聴いてヒントを得ようとしていたり、ボク穴の時には戦争映画を家で流しっぱなしにしてみたりと、割と没入していくスタイルなのかなと思っていたのですが、そうすることで自分に作品のイメージを取り込む?植え込む?ようにしてたとなると、抽象的な要素を取り出しにくい曲は難しいですよね。
そう考えたら「男の子から男になれる強さを」に詰まった優しさや切なさがより尊いものに思えます。塚田くんのリアリストでありながらイノセンスを決して無くさないところが元々すごく好きで、それを感じられるなあと思っていたので……
そしてこれは余談なのですが、何回聞いても「友情よりも青春の方が恥ずかしくない?」と思ってしまうんですよ。
男女の差なのか年代によるものなのかはわかりませんけど……もっと大人になってから聴いた時に変わってくるのかなあ。
好きな曲であることには違いないんですけど、聞くたびに「ふ~ん、そっかぁ…」という気持ちになる不思議な曲です(笑)
さらに余談。
この記事を書き始めてもう3日目なんですが、塚田くんの推し曲が「ツカズハナレズ」だということが判明しましたね!ッカァ~~なるほど。「街角」かなってちょっと思ってたんですけど、外れたなあ…
塚田くんから聞く「メンバーが歌ってるのを聞くと熱くなるものがある」って言葉にはジーンときちゃいますね。塚田くんって胸の内を語っているようで語らない人だから、こうして毎日全曲解説と称して、作品に懸ける思いを聞けるのはすごく嬉しいです。
映画のプロモーション時期にも「観てほしい」「届けたい」って真っ直ぐ気持ちを吐露することが多かったけど、塚田くんが“塚ちゃん”を通さないで発する言葉は、いつもわたしの心の一番弱いところにスッと刺さります。あまりにも真摯な気持ちだから、受け取るこちらもエネルギーが要るというか。そのじんわり感じる重みや痛みが、塚田くんが好きだなあ…という気持ちに変わっていくのがわかるんです。
そんな塚田くんが「普段言えなくても歌なら言える」「確信をついていて恥ずかしい」っていうんだから、きっとそうなんだろうな。
これからはそういう目で聴いていこうかなって、この曲を理解するにはそこから始めるのがいいかもしれない。
5.誰のものでもないこの道を
今のA.B.C-Zだから歌える曲ですよね(2度目)。
これまで歩んできた、決して華やかなことだけではなかったかもしれない過去。
それを丸ごと全部大切に抱きしめて、さあまた頑張っていこうぜって言える強さ。
そして誰が見ても唯一無二のスタイルを持つこの5人が歌うからこそ、優しいメロディと歌詞がずっしりと心に響いてくるんだなと思います。
でも自分にふと重ねたときには、あと少しだけ頑張ろって思わせてくれる、近くて優しい応援歌になるのがこの曲のいいところだなとも思う。「信じてみよう」っていい言葉ですよね。肩の力をフッて抜いてくれる。
A.B.C-Zって本当に圧倒的で煌びやかで強い存在なのに、誰よりも近くて親しくて優しい不思議な人たちで、その距離感が暖かくて幸せで、たくさん支えてもらってきたんですけれど。
この曲にはそういうA.B.C-Zの持つ優しさがギュッと詰まってるなあ、と思います。
塚田担的には「生きているよ」でいつも泣きそうになります。塚田くんの高音はほんとうに綺麗だ。
6.はらはらひらふる
明るくて優しいメロディによくよくきくと切ない歌詞乗せてくるのほんとずるい。
このタイプの曲、そういえばありそうでなかったな!??となりました。
前の「誰のものでもないこの道を」が、出会いと別れを前提にしているからこそ離れたところでどうってことないよね、みたいな。大人ならではの少しドライな印象を受ける歌詞じゃないですか。決して冷たいわけではないけど。
そのあとにこの、高校や大学の卒業式みたいな、みんな散り散りになってそう簡単には会えなくなるけど、でも大丈夫っていう、深刻だからこそ前向きに捉えた「別れ」を歌ってくるのがまたずるいよな~~~~~~と思います。
「ツカズハナレズ」から始まる激エモブロックの締めくくりに相応しい曲。
これコンサートの最後で歌ってきたりしちゃうのかなぁ……だとしたら離れたくなさすぎて泣いてしまいそうだ。何を歌っても離れたくはないんですけど……
7.終電を超えて~Christmas Night
「別れ 道を進む/夕陽に背を向けて」で終わった後のこれ。
別れなんて知らない!!!!!!!!!!!!
終電なんて乗らない!!!!!!!!!!!!!!!!
A.B.C-Zとずっと一緒にいるしかないじゃないですかこんなの……好き……
この曲のちっともオシャレじゃないところ(褒めてる)がすっっっっっっっっっごい好きなんですけど、これがこの流れで差し込まれることの安心感もすごい。いつものA.B.C-Zだ…ってなる。
シングルリリースの時はどうしても忘年会に心を引っ張られてたのでそこまで聞きこんでなかったんですけど、改めて聞くとド王道のアイドルソングで、きっとこれからもずっと大切に歌っていくんだろうな、素敵な曲を作ってもらったなあっていう、ファンとしての幸福感に満たされる曲ですよね。
後はここで繋がったLEGO BIG MORLさんが「ツカズハナレズ」でまたお仕事を一緒にしてくれたっていうのもすごく嬉しい…!!!
A.B.C-Zと仕事ができて楽しいっていうのは、ファンがいくら声を上げたところでどうにかなるもんじゃないから。ヒャダインさんとか、TAKAHIROさんもだけど、“A.B.C-Zと仕事がしたい”って色んな大人が思ってくれているのを目に見えて感じ取れるのが本当に幸せです。
8.DESTRUCTION!!
好き!!!!!!!!!!!!!!!!!
A.B.C-Zのホールコン大好きマンですが、こればっかりはホールなのがもったいねぇ~~~~と思ってしまう曲です。外周を走り回ってこれ歌うところ見たかったなあ……
それはさておき超絶カッコイイ。シンプルにかっこいい。
こういうロック調の曲、カップリングやアルバム込みでも久々だし、ここまで激しいのは初めてでは……?
特典映像ダイジェストにBGMとして使われてましたけど、正直メロディ先生のイメージしかなかったよ!!!!!!!ここまでかっこいいなんて聞いてないよ!!!!!!!
「Crazyに~」でグニャアって音が歪んでいくところ(ほんとごめんなさい)、ヘドバンしたくてしゃあないですよね…これはタオルじゃなくてヘドバンのやつ…
さて、ここからは塚田くんの話になりますが「疑心暗鬼の世界で自分を信じ切って」という歌詞を歌う塚田くんがすごく、すっごく好きです。
だって、間違いなく今、A.B.C-Zの中で芸能界の一番前を突っ走っている塚田くんにこのパートが与えられるの、まじでかっこよくないですか!?????!
「ツカズハナレズ」でも書いたけど、リアリストなのにイノセントな塚田くんがめちゃくちゃ好きなので、こういうことを言われてしまうとどうにも弱いんですよ……
スポーツマンだからなのかな、あんな感じなのに、現実をがっちり真正面から見据えてるじゃないですか。脅威とか恐怖とか失敗は起こりうることであることを意識して生きている。そのリスクを承知したうえで、自分の思考や身体を武器に、ああやってA.B.C-Zの最前線で戦う塚田くんのロックが響かないわけがないんですよ!!!!かっこいい~~~!!!!!!!!!
でも「良い子なフリはやめにしよう」といい、落ちサビ前の「Walk this way!! Go now!! Oh!!!」といい、五関くんの独壇場なところがわかる~~~!!!ってなる曲でもある。
だって激しいロックな曲で五関くんが目立たないなんて嘘だもん、かっこいいもん。
橋本くんのつんざくような高音、暴れる戸塚くん、バチバチに決めてくる河合くん、全身でノる塚田くん……曲を聴くだけで一瞬で光景が目に浮かぶようで、気持ちがコンサートに持ってかれる曲です。
9.街角
穏やかで優しい曲調や歌詞ですけど、歌割は相当攻めた、というか新しい曲ですよね。
1番がとつご、2番はふみつか、そしてCメロとサビが橋本くんで、最後のサビが初めて5人のユニゾン。確かに、重なった時の歌声のしっとりとした優しさはこの曲にピッタリで。いや考えた人天才か?????天才か?????????
戸塚くんの叙情的な歌声はもちろん流石なんですけど、五関くんがとんでもなくないですか!?「渚のBack in your heart」の衝撃を思い出しました……
わたしはチャラくてイケイケな五関くんが好きなんですけど、その五関くんが「焼けたばかりのパンの匂いに包まれて」ってあんなに優しく歌うなんて、そんなの…そんなの…(語彙力)
戸塚くんの厚みのある声からサビが始まって、最後が五関くんの綺麗なガラス細工みたいな声で「君は今どこかで/見ているの?/違う夢の中」って言われると、胸が締め付けられるような思いです。
そしてぽつりぽつりとつぶやくように歌う塚田くんの、少し鼻にかかるような甘ったるい歌声と、河合くんの頼もしいけど少し切なさが潜む歌声が重なった時の、カフェオレみたいなまったりした溶け合い方。
ハモリで魅せるとつご、2人の歌声のシンクロ感に浸れるふみつか、この違いがまた素晴らしい……何度でもおいしい……
そして満を持しての橋本くん。歌が、うまい。
いつまで橋本くんの歌の上手さに驚かされるんだろう……と思う。多分ずっと驚く。
歌詞も「焼けたばかりのパン」とか「僕はただ見とれてた」とか、可愛らしいフレーズが目につくけど、よくよく目を凝らすとすごく切ないのがまた。
ほんとにそういう歌が似合う人たちになったんだなぁ…すごいな…
10.忘年会!BOU!NEN!KAI!
いや曲順!!!!!!!!!!!!!!
ふざけてんのか!!!!!!!!!!!!
最高だよ!!!!!!!!!!!!!!!
「街角」で最高にしんみりした後に流す曲じゃないよ…そういうところ好きだよ…
この曲は本当に、塚田Pのクリエイターとしてのセンスにひたすらビリビリしびれる曲だと捉えているので……
何よりもこの曲で「振り付けはかっこよくするべき」と考えた塚田くんのセンスが心の底から信頼できるし、ヒャダインさんが大笑いしながら塚田くんを「天才」って言っちゃう気持ちが痛いほどわかる……
みたいな話を永遠に繰り返すことしかできなくなっちゃうので!!終了!!
11.トリプルラッキー!!!
初めて聴いた時。色んな前提は重々承知の上で、まず真っ先に浮かんだのは
「塚田くんにAttraction!が戻ってきた」でした。
A.B.C時代から歌われ続けている名曲「Attraction!」
その昔、この曲の歌いだしが塚田くんだったことは知っていましたが、わたしがA.B.C-Zを好きになったのはデビュー後なので、橋本くんから始まる「Attraction!」しか知りません。
もちろんそれが悪いことだとも、橋本くんが奪った!とも思ってないです。
でも、やっぱり、塚田くんの「Attraction!」に思いを馳せたことがなかったわけじゃないから。
「太陽」「裸」「砂浜」というワードで形成された曲の世界観、明るい曲調、最初のAメロと落ちサビ前という印象的な位置のソロパート……
わたしには2018年の塚田くんが「Attraction!」を取り返したようにも、成長した塚田くんのところに「Attraction!」が帰ってきてくれたようにも思えて、「そっか、もう塚田くんはあの頃の塚田くんじゃないのか」と、思わずにいられませんでした。
曲そのものも本当に大好きなんですけど、極めて個人的な解釈で思い入れが爆増した一曲です。
あとは「褒めダンス」がめちゃくちゃかわいい!!天才!!!
12.Forget How To Forget
アルバムを初めて聴いた時、この曲でついに「勝てない…」と痛感して、涙を流したのを覚えています。
「バラードだけどバラードっぽくない、少しのれる感じもあって(要約)」とファンクラブ動画で橋本くんは言っていましたが、そののれる感じがより切なさを倍増させてきますよね。努めて明るくいようと心がけているみたいに聞こえる。
自分ではもうどうにもできないから忘れさせてくれって、悲しい笑顔で笑うんだろうなって、見てるこっちが痛めつけられるような……
あの幸せの権化みたいなA.B.C-Zの5人がそんな顔を見せてくることに、その切なさと表現力に、わたしは完敗してしまいました。
これコンサートで歌われたらどんな気持ちで聴けばいいんだろう、5人が真摯に歌えば歌うほど切なくて悲しくなるって、あまり想像がつかないです。個人的に。
あとはこれを「ファンの人が好きだと思うからアルバムに入れた」って言うA.B.C-Zね。「Fantastic Ride」からの「EVERLASTING LOVE」で代々木が沸いたSLTを思い出します。わかる、好きだよ。こういうA.B.C-Z好き。
13.Future Light
最近よく考えてたんです。
塚田担になったばかりの時のわたしは、塚田くんがアウトデラックスに初めて出た時のわたしは、こんな未来が待ってるって想像してたかなって。
ありえないとはもちろん思ってなかったけど。いつかはってもちろん思ってたけど。
でもやっぱり、主演映画も、タイアップも、それでセンターになることも、きっともっと先になっちゃうのかなって、無意識のうちに思ってた気がします。
だから今こうして、映画館に足繫く通えることが、主演:塚田僚一を目の当たりにできることが、誇らしげに0番に立つ塚田くんをMVで何度も見れることが、本当に本当に幸せで。
塚田僚一を通してじゃないと見られない景色だけじゃなくて、他の誰でもない塚田僚一を通して見たかった景色も全部その手で掴まえて、きちんと届けてくれる塚田くんについてきてよかったなって思います。
本当に、本当に、自慢の自担です。
そういう塚田担としての幸せの物語を詰め込んだような一曲です。
……曲の話してないですね。
14.Get up!(Bonus track)
イントロの時点で「ッカア~~~~~~~ッコイイ!!!!!!!!!!」って言っちゃいましたよね。思わず。
いやこの2人が組む時点でかっこいいのはわかってたんですけど、ここまでかっこいいか~~~かっこいいよね~~~知ってた~~~~(以下無限ループ)みたいな。
はしごっていわゆる“じじまご”なわけですけど、例えば五関くんが「良亮」って呼ぶこととか、橋本くんが「One by One」を「五関くんの振り付けがいい」って言ったこととか、ソロコンにまつわるあれこれとか、こう、なんというか、ただの“ほのぼの”や“仲良し”には収まらない絆が見えるのがいいですよね。ちょっとバディっぽい。
だからその2人がこれを歌ってかっこよくないわけがないんですよね!????!?
バッキバキのダンスでキメッキメにしてほしい。これでもかってくらい悲鳴を上げたい。
わたしは塚田担だけど橋本ソロでも五関ソロでも悲鳴を上げてた人なので、今からこの曲で息の根を止められるのが楽しみです!!!!
15.好きなんだ…(Bonus track)
最初に聴いた時、河合くんが雑誌で「五関とLadyダイヤモンド歌いたい」って言ってたの思い出しました。五関くんとでもレディダイでもないけど、ちょっとだけ希望は叶えられたんじゃない?どう?()
この3人がA.B.Cの初期メンバーで、その3人のユニット曲としてこれが生まれたことを考えると、やっぱ伊達に初期メンじゃねえなって思います。この3人がA.B.C-ZのA.B.C-Zっぽさを担っていると言っても過言じゃない。
いやでも大正解なんですよね。この3人が大真面目にこの曲を歌うのは本当に正解。
不器用だけど真っ直ぐに「好き」を伝えてくれるのは素直に嬉しいなと思います。
この3人だからこそね!去年はしちゃんに「やっと好きとかいうようになって」って言われたもんね!ありがとう!うれしい!
……塚田くんのラップの話します。
まず内容は一旦置いておきますが、韻の踏み方が本当にオシャレ。
わたしは塚田くんの言葉遊びがすごく好きなんですね。
喋るとおぼつかなくなりがちでも、文章を綴ると途端に言葉が洗練されるのはおそらく皆さまご存知だと思うんですけど、その中でもたまに見せる「遊び」が本当に性癖なんですよね……
例えば「DARKNESS(LOVEです☆Ver.)」の歌詞には「私の唇 あなたに捧げる(ゲル ゲル ふぉ~ゆ~)」というフレーズがあります。
“捧げる”の“げる”の繰り返しと、あなたに=For youという意味でもありますが、ふぉ~ゆ~という書き方をしています。これはあの“ふぉ~ゆ~”であるわけですが、ただ表記をそうしてるわけじゃなくて。
A.B.C-Zって、ふぉ~ゆ~の松崎さんのこと、“ゲル”ってあだ名で呼ぶんですよ。
……ねえすごくない!??!?!??
こういうことができちゃうひとなの!!!!!!!
つかだくんは!!!!!!!!!!!!!
つかブロの歌詞引用とか、「1ページ目から始まる長い小説の旅、ページをめくる度」とかもですけど、ときたま繰り出してくるこのオシャレで高度な言葉遊びのセンス。
それがこのラップからも感じられます。
(ちなみにわたしは、この言葉遊びが出てくるタイミングは感情と文章の距離に関係していると睨んでいます)
「おかずじゃなくてメインディッシュ つい手が出ちゃうよ減るティッシュ」
このパンチラインは後世に語り継ぎたい。
さて、内容の話です。
しますよ、内容の話も。
塚田くんは「告白」というテーマで「ありのままの気持ち」として「ファンの人に受け取ってほしい」と、このラップについて語っています。
そしてそのラップに登場する「夜な夜な」「ワンマンプレー」「おかず」「ティッシュ」「リフレッシュ」という単語。
もうこれだけヒントがあれば、塚田くんが何を言いたいかなんて容易に汲み取れる。塚田くんだって、これらが隠語としての役割をとっくに失っていることはわかっているはずなんですよ。だって「受けとってほしい」って言ってるくらいなんだから。
だからこそ言いたい。
これを聞いてどうしろと!???!?!
あの、いや、救ってくれっていわれても。まじで。
極めつけは「画面の君へまた明日」ですよ。
こんなに優しくて愛おし気な「また明日♡」なのに、相手は「画面の君」ですよ。
ネットの海から拾うのか、レンタルなのか、無料サンプルなのか、有料製品版なのかは知りませんけど。
なんにせよ残酷だよね~~~~救わせてくれないくせに、受け入れてほしいなんてね~~~~~~塚田くんってほんとそういうとこ残酷~~~~~~超好き
あと「ティッシュゥゥゥウウウ!!!……リフレッシュ☆」っていう、腹立つほどに忠実なディテール再現が最高。ほんとムカつく。超好き。
っていうかこの人、SASUKEの日がハードスケジュールだったとか、なんかそういう自分に対する目が甘くなるようなことって絶対に言わないでしょ。
それなのにこういうことは平気で「受け入れてほしい」とか言うんですよ。
あけすけに喋るとこは本当にそこであってんの!!??ねえ!!!!!
そういうとこ意味わかんない!!!!!!超好き!!!!!!!!!
何の話かわからなくなってきましたが、とりあえず「塚田くんが好きなんだ…」ってことです。
ちなみにわたしはこのラップを受けて、TE〇GAみたいなTSUKADAうちわを本気で作ろうとしました。本気で。やめたけど。
そういう迷走してる女を生んでること、塚田くん想定してる?
してたとしたら、とんでもない男ですよ。
してなさそうだけど!
はー終わった!!!駆け抜けた!!!!
達成感がすごいです。まさに「リフレッシュ☆」
あとは塚田くんの解説を受けて、自分の解釈もこねくり回していきたいですね。
それはたぶんTwitterでやるかな。
それにしても、間違いなく今までで一番好きだといえるこのアルバムで、塚田くんとVSできることがうれしい。
塚田くんもそれだけ思い入れがあるんだろうなっていうのは、あの語り口からも受け取れるので。
アルバム聴いた時は「勝てない」と思って泣きましたけど、この「降伏前の悪足搔き」というタイトルで文章を綴っているうちに、一度は喪失した戦意がふつふつと蘇ってきました。
負けねぇ、絶対。
というわけで「おさとうの!全曲全力解説!?」
※非公式(笑)でした!